結論:選考は「1週間の課題提出型」だった

一番知りたいところから書きます。COACHTECH PROの選考は、面接で口頭の質問に答える形式ではありませんでした。課題が提示され、それを実際に実装して提出し、その成果物が採点される形式です。

提出期限は1週間。その期間内に、課題で求められた機能を実装して提出します。

そして重要なのが、選考中はGoogle検索やChatGPTの利用が許可されていた点です(公式への質問は禁止)。つまり「知識を暗記しているか」ではなく、「調べながら実際に開発を進められるか」を見る試験でした。実務でも、分からないことを調べながら実装するのは当たり前なので、現場に近い形式だと感じました。

出題された技術的なテーマ

僕が受験したときに求められたのは、次のようなテーマでした。

  • MVCを理解した実装:Controller・Model・Viewの役割分担を意識した構成になっているか
  • 認証機能の実装:ユーザー登録・ログインを正しく実装できているか
  • データベース設計:テーブル構成やリレーションが適切に設計されているか
  • レスポンスコードの扱い:適切なステータスコードを返す処理になっているか

特殊なアルゴリズム問題が出るわけではなく、Laravelで実務に近い機能を一通り実装できるかを問われている印象でした。難問奇問ではなく、基礎の総合力を見るタイプです。

難易度:簡単ではないが、真面目にやってきたなら戦える

率直に言って、簡単ではありません。ただ、普段から課題に真剣に取り組んできた人なら、十分合格を狙えるレベルだと思います。逆に、教材をなんとなく流していただけだと厳しい。

検索やChatGPTが使えるとはいえ、調べてコピペするだけでは対応しきれません。MVCの構造を理解していないと、そもそもどこを調べればいいか分からないからです。「調べる力」の前提として、基礎の理解が要る——ここが、この選考の本質だと感じました。

評価されていると感じたポイント

提出後に振り返って、評価軸になっていたと感じたのは次の3点です。コードの品質(設計・可読性が整理されているか)、機能の完成度(求められた機能が正しく動くか)、そして提示された評価基準への準拠(要件を満たしているか)。

そのうえで、一番大事だと感じたのは——コードを書けること以上に、「なぜそう実装したのか」を自分で説明できる状態にしておくことでした。なぜその設計か、なぜその機能を選んだか、なぜその方法か。口頭で問われる場面はありませんでしたが、この判断理由を意識しながら作ると、コードの質そのものが自然に上がります。「なんとなく動く」コードと「理由があって書かれた」コードは、見る人が見れば違いが分かります。

受験前にやって良かった3つのこと

ポートフォリオを見直した。 自分が作った機能を、改めて説明できる状態にしておく。これが課題への取り組み方にも良い影響がありました。

Laravelの基礎を復習した。 認証・MVC・DB設計など、基本を確認し直しました。課題の評価基準が、まさにこの基礎理解に直結していました。

過去の課題を振り返った。 学習中に「なんとなく終わらせていた部分」が、選考課題で改めて問われる感覚がありました。理解が曖昧なところを潰しておくと安心です。

これから受験する人へ

難しいテクニックを覚えるより、これまで学んだ内容を「理解して説明できる状態」にすることをおすすめします。課題提出型で検索もAIも使える環境だからこそ、丸暗記より理解が効きます。特に、自分が作ったものについて「なぜこの機能を選んだか」まで言えるようにしておくと強いです。

不安になりすぎる必要はありません。普段の学習をしっかり理解して、自分の成果物を説明できるよう準備すれば、十分戦えます。

なお、合格して参加できたときは嬉しかったですが、正直に言うと本当のスタートはそこからでした。PROは実務経験の入口であって、ゴールではありません。参加したあとに感じたリアルな現実——「案件保証」という言葉と実際のギャップ——は、別記事(COACHTECH PROに入って感じた現実)に詳しくまとめています。あわせて読むと、PROの全体像が掴めるはずです。

まとめ

COACHTECH PROの選考は、口頭試問ではなく、1週間で課題を実装して提出する形式でした。検索やAIも使える、実務に近い環境。出題はMVC・認証・DB設計といった基礎の総合力を問うもので、暗記より「理解して説明できるか」が問われます。

体験談が少ない領域なので不安になりがちですが、普段の学習を理解して積み上げてきたなら、十分に手が届く選考です。この記事が、その準備の助けになれば嬉しいです。