必要なもの

  • Node.js(npmで入れる場合)
  • 有料のClaudeプラン(Pro / Max / Team)または APIキー(従量課金)
  • ターミナル(macOS標準のターミナルでOK)

Node.jsのバージョンには注意が必要です。以前は18以上とされていましたが、現在のnpmパッケージはNode.js 22以降を要求します(v2.1.198以降)。それより古いバージョンでもインストール自体は完了しますが、EBADENGINE という警告が出ます。事前に node --version で確認しておくと安心です。

インストール方法

方法は複数あります。用途に合わせて選んでください。

ネイティブインストーラ(Macならこちらが手軽)

curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash

npmでグローバルインストール

npm install -g @anthropic-ai/claude-code

どちらでも入るものは同じです。npm版も内部的にはネイティブバイナリをダウンロードして配置する仕組みで、インストール後の claude コマンド自体は実行時にNode.jsを使いません。CIでバージョンを固定したい場合や、チームでnpmに統一している場合はnpm版が向いています。

インストールできたら確認します。

claude --version

command not found と出たら、ターミナルを完全に閉じて開き直してください。

なお、ターミナルが苦手な人は、デスクトップアプリからClaude Codeを使う方法もあります。

起動と基本的な使い方

プロジェクトのディレクトリに移動してから起動します。

cd your-project
claude

初回はブラウザで認証が求められます。サブスクリプションを使う場合は「Claude account with subscription」を選んでください(APIキー課金を使う場合を除く)。

起動したら、あとは自然な言葉で指示するだけです。

  • このエラーを直して
  • このControllerをリファクタリングして
  • 認証機能を追加して

終了は exit または Ctrl + C です。

知っておくと便利なスラッシュコマンド

/ から始まるコマンドで、さまざまな操作ができます。ここを知っているかどうかで使い心地がかなり変わります。

/init — プロジェクトの構成を分析して、後述の CLAUDE.md を自動生成します。新しいプロジェクトで最初に実行しておくと、以降の指示が通りやすくなります。

/compact — 会話が長引くとコンテキストが埋まってきます。これまでのやり取りを要約して空きを作るコマンドです。精度が落ちてきたと感じたら実行します。

/clear — 会話履歴をリセットします。まったく別の作業に移るときに使います。

/model — 使用するモデルを切り替えます。重い作業と軽い作業で使い分けられます。

/help — 使えるコマンドの一覧を表示します。数が多いので、まずここを見るのが早いです。

/doctor — 環境の状態を診断してくれます。うまく動かないときの最初の一手として便利です。

CLAUDE.md でプロジェクトを「覚えさせる」

個人的に、いちばん効果が大きいと感じているのがこれです。

プロジェクトのルートに CLAUDE.md を置いておくと、セッション開始時に自動で読み込まれます。プロジェクト固有のルールを書いておけば、毎回説明する必要がなくなります。

Laravelプロジェクトなら、こんな内容を書いておくと便利です。

# プロジェクト概要
Laravelを使った予約管理システム。

## 開発環境
- PHP 8.2 / Laravel 11 / MySQL 8.0 / Docker

## よく使うコマンド
- `sail up -d` でローカル環境起動
- `sail artisan migrate` でマイグレーション
- `sail test` でテスト実行

## コーディングルール
- Controllerにロジックを書かず、Serviceに切り出す
- バリデーションはFormRequestを使う
- テストは必ず書く

これがあるだけで、「Dockerを使っている」「Serviceに切り出す方針」といった前提を毎回伝えなくて済みます。僕自身、これを置いてから指示の精度が明らかに上がりました。

注意:CLAUDE.md にAPIキーやパスワードなどの機密情報は絶対に書かないでください。

実際に使って便利だった機能

@ でファイルを直接指定する

@app/Http/Controllers/UserController.php このControllerを確認して

ファイルパスを指定すると、その内容を読み込んだ上で相談できます。対象がはっきりしているときはこれが速いです。

エラーをそのまま貼る

小細工は不要で、エラーメッセージをそのまま貼り付ければ原因を調べてくれます。

SQLSTATE[42S02]: Base table or view not found: 1146 Table 'db.users' doesn't exist

こう貼ると、「Migrationが未実行の可能性があります。php artisan migrate を試してください」といった、文脈を踏まえた回答が返ってきます。

Escで止める

処理が想定と違う方向に進んでいると感じたら、Esc で中断できます。「ちょっと待って、方針を変えたい」というときに使います。

注意点

提案されたコードは必ず自分で確認する。 動いているように見えて、ロジックがズレていたり、セキュリティ上の問題が残っていることがあります。読んで判断する工程は省略できません。

機密情報を設定ファイルに書かない。 前述のとおり、CLAUDE.md にキー類は書かないでください。

コンテキストが埋まったら /compact 長いセッションで精度が落ちてきたと感じたときの定番の対処です。

まとめ

Claude Codeは、ターミナルで動くAIコーディング支援ツールです。導入はネイティブインストーラかnpmの一行で完了します。Node.jsでインストールする場合は、現在はバージョン22以降が必要な点に注意してください。

使い始めてから特に効果を感じたのは、CLAUDE.md によるプロジェクト設定と、/compact によるコンテキスト管理の2つです。この2つを知っているかどうかで、使い心地はかなり変わります。

実際にLaravelプロジェクトで使った具体的な使用感や、料金の仕組みについては別記事にまとめているので、あわせて読んでもらえればと思います。

(各種要件や仕様は更新が入りやすい領域です。導入前に公式ドキュメントで最新情報を確認してください。)